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感じた事や楽しかった事を書いていきます。

ハイレゾ音源

わたしはハイレゾ音源を聞いたことがない。

広告でハイレゾ音源って出てきて、
何が凄いんじゃ?アァ?ってなったので、考え事しました。

ハイレゾ音源って?

気になって調べました。
"CDの音質を超えるもの"程度しか知識がなかったのですが、
具体的な数字的には192kHz/24bitらしい。(sonyのサイトを見た。)
あと、映像にエンベデッドする音声だと96kHz/24bitなどが有る。
これもCDの音質を超えているしハイレゾって言えばハイレゾなのかな?

どれくらい凄いの?

CD音源は44.1kHz/16bit。1sあたりのデータ量にして
44100 x 16 = 705600 = 705.6kbps

ハイレゾ音源192kHz/24bitは同じく1sあたりのデータ量にすると
192000 x 24 = 4608000 = 4.608Mbps

つまり、
4608000 / 705600 = 6.5306...

ハイレゾ音源はCD音源に対して、
1sあたり約6.53倍のデータ量と言う事になる。

ごっつい!
ハイレゾ音源聞いたら
「す、凄い情報量だ!あ、頭がパンクしそうだ……!」
ってならない?大丈夫?(大丈夫)

そもそもHzって?bitって?

Hz => 1s間にサンプリングする回数。サンプリング周波数。
bit => データ幅。この場合はダイナミックレンジ。深度。

CD音源の44.1kHz/16bitで有れば、
1s間に44100回、65536段階( = 2の16乗 )の音の強さをサンプリングする
という感じになる。

ハイレゾ音源の192kHz/24bitで有れば、
1s間に192000回、16777216段階( = 2の24乗 )の音の強さをサンプリングする
というわけである。

いや、音声ファイルってゴイス~。
どう違うのかっていうのはSonyのサイトに分かりやすく載ってるので、
そちらを参照したほうがいいかも。
(よく確認したら約6.5倍!の話も載ってた。恥ずかし。)

その違いってわかるの? ~bit深度~

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RGBのRの値を8bit深度で10ずつ落としていった画像がコレだ。
8bitという粗さ(24bitと比べれば)で、10違ってもこれくらいの差だ。
このニュアンス程度の違いがどう効いてくるのかは、
曲を聞かないとわからないかもしれない。

色で例えるのはナンセンスかな?
ただ、人間の感覚器官は対数的なので似たようなものでは?(適当)

 その違いってわかるの? ~サンプリング周波数~

人間の可聴域は約20Hz~約22000Hzと言われている。個人差はある。
つまり、人間が聞こえる最大に周波数の大きいsin波は22kHzという事だ。

この世の全ての音はsin波の合成で表現できると言われているので(フーリエ変換について調べてみてね)ので、
人間が聞こえる範囲の音をサンプリングする為には22kHzのsin波をサンプリングできればOK。

22kHzのsin波をサンプリングするために必要なサンプリング周波数は、
22kHz x 2 = 44kHz

つまり、44kHzより大きいサンプリング周波数を持っていれば、
論理上人間の聞こえるすべての音をサンプリング出来ることになる。
(上手に説明できないので、詳しくはナイキスト周波数とかなんとか調べて欲しい。)

実は、CD音源のサンプリング周波数は44.1kHz。
つまり、CD音源で人間の聞こえるすべての音をサンプリングしきっている事になる。

 

本当に192kHzも必要なのだろうか。
ちなみに、192kHzのサンプリング周波数だと、
96000Hzの音まで録音できる。
コウモリの種類によっては飛行を妨げることさえ出来る周波数だ。

ハイレゾ対応マイクとハイレゾ対応スピーカーとハイレゾ対応再生録音機が有れば、
コウモリの飛行を邪魔できるかもしれない。
民生品でコレができちゃうかもしれないって、人間ヤバイね~。

結論

ハイレゾ音源で新たに聞こえるようになるのは22kHz~96kHzというモスキート音より高い音

解像度が上がるだけでもかなり音は変わるかもしれない。
やっぱり気になる、ハイレゾ音源。
まぁ、わたし、音声は圧縮して持ち歩くタイプなんですけど。
そんなに耳とか良くないし。

吹奏楽部はトロンボーンやトランペットのお陰で、
聴力が弱くなりやすいんだと思う。(適当)

 

あと、コウモリには優しくしましょう。