美人は整形したがらないでしょ?
山手線の右側のとあるショットバーで出会った強そうな人妻と性格の悪さで意気投合して、初対面の彼女の飲み仲間に悪口を浴びせた。「性格が悪いの治したい~」と僕がほざくとその人妻はこう言った。
「性格が悪いのを認めてしまってるから『性格を直したい。』なんていうんじゃない?美人は整形したがらないでしょ?」
最高かよ……
普通のショットバーにて、ノンケの男性にもその人妻にもゲイである事がバレバレだったようで、自分の振る舞いを正そうと思った。ほげほげオカマとして生きたくない。(けれども死ぬほどほげほげオカマなのも事実だ。苦しい。)
その人妻曰く「おしゃれな人はみんなゲイ」らしいのだけれど、
そんなお世辞をやすやすと信じるほどわたしの性格は良くない。
(でも嬉しかったのでありがとう♥)
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「真面目になりたい」
「穏やかに生きたい」
「イケメンになりたい」
これら私の願望はつまりこういう自己認識の現れである。
「私は真面目ではない。」
「私は穏やかに生きてはいない。」
「私はイケメンではない。」
全て正しい。
けれども、こうだ。
「性格が悪いのを認めてしまってるから『性格を直したい。』なんていうんじゃない?」
つまり、
「真面目じゃないのを認めてしまっている。」
「穏やかに生きていないのを認めてしまっている。」
「イケメンではないのを認めてしまっている。」
僕は割と現状を認めて納得しているのではないか?という気すらしてきた。論理が飛躍していることは理解しているつもりだけど、直感でそう思う。直感には逆らえないタイプの人間なのだ。なぜなら僕はスピリチュアル星占いオカマだからだ。
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「真面目になりたい」という願いが「自分は真面目じゃない」と言う様なマインドセットを作って不真面目な自分を演じ続けているんじゃないかなぁ?と思った。だって俺、根は真面目だし。
願望からの解脱こそが願望を叶える唯一の手段かもしれない。
仏教かよ。
涅槃に入るために修行をしていると涅槃への執着で修行を終えることが出来ない。
ン~~~マンダム。(?)
きっとイケメンになりたいと言う願いを捨てたときに私はイケメンになると信じて明日から生きようと思う。
イケメンになりた~~~~~~~~い♥♥♥♥♥