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感じた事や楽しかった事を書いていきます。

これはこれで青春映画だったよ俺たちの

 ここ最近、モノの感じ方が学生時代のソレに戻りつつあるような気がする。弱虫に対して「弱虫め」と思うことが少なくなってきた。もっとも、ここ最近の「弱虫め」という気持ちだって同族嫌悪の(あるいは過去の自分への嫌悪の)ソレなわけだけれど。

 マッチョイズムは最高だと思う。自分の価値観を信頼し、その価値観に基づいて行動を自ら選び取る。その様がめちゃめちゃに羨ましい。ぼくもそうなろうと思っていたし、そうしようとしていたけれど、やっぱりなんだか無理をしている感じがした。だって、ぼくはぼくの価値観をそこまで信頼していないから。いつも相対的に、ありもしない世間一般の価値観に合わせて生きてきたら、そりゃそうなる。

 ありもしない世間一般の価値観だと思っていた「マッチョイズムはいつだって正しい」という価値観に合わせて生きるとどうなるか。マッチョイズム信仰に陥って弱虫嫌悪をする。割と自分で自分の人生を選び取れるようにはなったけれど、弱虫嫌悪をしている自分でいいのか?果たして自分は、自分で自分の人生を選び取る人間になったからと言って何か良いことがあるのか?というなんとも間抜けな疑問で頭が一杯になる。本当に間抜けだ。目的地が他所様の目指す所だったのだ。(ソレとは別にして、自分の責任で自分の人生を選ぶのは最低限必要なことだとは思う)

 いわゆる意識高い系みたいな、自分で選びとれ!勝ち取れ!みたいな、そういう価値観でここ数年生きてきたわけだけれど、選び取れるようになった所で大きな疑問が出てくる。「じゃあ、何を選び取るわけ?」わたしは何がしたいだろう?

 実際、「別に」って感じ。沢尻エリカかよ。強いていうと楽ちんに生きたい。なにがしたいかもわからないまま大人と呼ばれる年齢になっちゃったんだなぁ~。時の流れが全てを解決するわけではないかもしれないから、やりたいことは自分で見つけなきゃな……。

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 学生時代から自分を変えようと必死になっていろいろしているし、その過程で好きな事や好きな人や好きな人達を見つけて、得るものは沢山あった。なんとなく、この辺(どの辺かはわからないけど)に関してはやりつくした感が出てきて、このまま進んでも、私のこめかみ当たりにかかっているモヤは消えないと感じ始めた。がむしゃらになってみたは良いけど、本当にがむしゃらだっただけで、労力の割にはあんまり進んでいない感じがする。まあ、そもそもどこに行きたいのかどう生きたいのかすらわかってないんだけど。

 それと関連してか否かはわからないけれど、最近、ナチュラルな自分に戻り始めている感じがする。きっとこれ以上この辺で頑張ってもこめかみのモヤを取り払うのには無駄な事だと気が付き始めたんだと思う。もちろん、その間に吸収したことだとか、新たに得た性質だとかはそのまま引き続き大切にしようとは思う。これはかけがえのない私の経験なので。オカマもこのまま継続。

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 とっても青いので、今このタイミングで「俺は何がしたいんだ?」という問題で悩んでいるんだけれど、私の青春映画、まだ終わっていないのかもしれない。未来の欠片を大切にして、明日の思い出がもっと輝くと良いな。