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感じた事や楽しかった事を書いていきます。

前略 母上様

 
お母さん
 
 元気にしていますか?僕はまあまあ元気です。東京では夏も和らぎ、秋の気配が漂っています。夜になると、コオロギなんかが鳴いていたりして。なんて、北海道はもう既に秋かな。(東京の冬のような気温になってないよね。)
 前から言っていた様に、今週は北海道へ帰ります。お母さんの手料理がとても楽しみです。また一段と腕を上げているのでしょうか。
 料理と言えば、家では野菜たっぷりの一品物が多かったですね。鍵っ子だった僕に毎日働きながら栄養の偏りが少ないご飯を作ってくれたお母さん。今の僕より働いてるのに、料理までしていたなんて、正直信じられません。働きながら子供を育てる。僕は一人で生活するのにも手一杯なのに、どうしてお母さんが僕の事を育てられたのか、とても不思議です。(失礼かな。)
 僕を育てられた理由を金銭面から考えると祖母の恩恵が大きかった事は幼いながらに理解していました。本当にそういう背景まで含めて、お母さんの息子に生まれてよかったと思います。って、これは少し打算的か。子は親を選べないと言うけれど、僕に関して言えば結構選んで生まれてきたような気がします。だって、専門学校まで出て、周りの同い年より多く稼いでるからね、僕。なんだか、嘘みたい。
 父親に関してもそう。自己破産してしまうような父親だったけれど、パチンコばかりの父親だったけれど、僕の優しく穏やかな気質はきっと彼のものだと思うし、なにより僕は父親譲りで頭が悪くないです。自分で言うのもなんだけど。時々、彼のように悲観的になりすぎもするけど。(共感の仕方や素直さなんかはお母さんそのままです。)たぶん、彼の頭が無ければ僕は高専を卒業はしていなかったとさえ思います。(なんたって中学の国語で30点を取るお母さんの息子だから。)
 なんだろう、失礼かもしれないけど、あんな状況でもここまで人をひとり育てられるなら、生きていくくらい容易く感じてしまいます。だって、世帯年収110万円ちょっとで僕が育ったんだもん、どうとでもなる気がしちゃう!(笑)大変だと言ってみたり容易いと言ってみたり、結構適当ですね。。
 内容が発散してきたので手紙はこの辺で切り上げて、あとはふたりで缶ビールをプシリと片手に肴をつつきながら、2年分の近況報告をしましょう。
 楽しみにしています。それでは、おまちください。
 
けんと
 
 
○○○○○
 
 
こんばんは。oimoboyです。
ここまでが前座です。(嘘)
 
 oimoboy、今日から北海道へ帰ります。北海道へ帰って母親や地元の友達と酒を飲みます。酒を飲むだけです。肴は自分自身と彼ら自身。
 地元の友達と会うのがとっても楽しみな反面、とっても不安です。会話の内容、生活の質、きっと田舎と都会で大きく食い違うところが出てくるはず。しかも、性癖が違う事によるコミュニティの違い、すなわち「常識」の違いがどれほど大きく影響するのか?という不安が大きいです。
 なんと言っても、今回会う予定の人たちに会うのは5年ぶりほど。田舎と都会の5年間の時の流れ方って、果たしてどれほどお互いを離すんだろう、という感じです。
 
 5年経つと人がどれほど変わるのか。今回確認してこようと思います。
 
 
以上、楽しみすぎて眠れないoimoboyでした。