魅力的
不思議と人を惹きつける人が居る。
僕はいとも容易く惹きつけられる。
僕は見た目の良い人に視線を奪われやすい。いや、視線を奪われると言うよりも、自分が好き好んで見してしまう。
見た目の良い人とと言うのも正しく言うと、僕が作り上げた理想≒欲望に近い形状をした肉体だとか顔面の事だと思う。それらを視界の端で捉えるとつい「あ💕💕💕私の理想かも💕💕💕」とじっくりと観察したくなってしまう。僕はそういう人間だ。煩悩まる出しだ。
そもそも、見た目の良い人と言うのも誰か(あるいは私)が作り出した偶像に過ぎないのに、更に視線を奪われるだなんて失礼な話だ。勝手に見た目の良い人として祭り上げられた上に、視線泥棒扱いだなんて、あんまりじゃないか。
僕はなんて被害者意識の強い人間なのだろう。驚きだ。
なんで魅力的な人間ってあそこまで魅力的なんだろうと言う内容のポエムを書こうと思ってたのに、自分の欲の深さと、被害者意識の強さに気付かされてしまう結果になった。
非常にありがたいけれど「魅力的な人」についてブログを書くと言う目的が達成されなかった。う〜ん。(結論としては見た目だけで魅力的な人と言うのは存在しない。存在するとしたらそれは、自分の欲望が見せている。という事になった。私の中で。)
○○○○○
カトリックで同性愛者は「異常者」として慈しみの対象になる。(形の上では愛の対象だがムカつく。)
祖母の愛した宗教なので、私も愛したいと思っているのだけれど「異常者」扱いはやっぱりちょっと耐えられない。
祖母は他界したけれど、孫を異常者扱いする事になるなんて思ってなかっだろうなって少し思う。
異常者である事と不要な姦淫を働く事は別だけれど、なんかやっぱムカつく。
という事で、ごく個人的な範囲で信仰を変えようと思って、とりあえず原始仏教の教えに触れてみた。別に宗教的な慈善活動をしようと言うものじゃ無いんだけど。(今までも宗教的な活動はしてこなかった。祖母の葬式で十字架切ってアーメンっつったくらいだ。あとは観光ついでに神社に入ってお参りするとか。)
諸行無常ってスゲェ言葉だったんだな、スゲェや！って感じ。(感想)
教えの中には「悟りを開くための簡単37ステップ！」みたいなのがあって、更にその中に
八正道と言う物がある。(悟りを開くための37ステップの最後の方らしい。)
八正道は
・正しい物の見方をする
・正しい考え方をする
・正しい言葉を語る
・正しい行いをする
・正しい生活をする
・正しい努力をする
・正しい自覚をする
・正しい瞑想をする
と言うもの。よく知らんけど、そうすると悟りが開けるのでは？悟った先にあるのは完全な死(輪廻転生をしない死・涅槃)だ。
「もうこれ以上生きたくないから完全な死を求めて悟りを開きます。」と言うところが凄い。きちんと自殺するためには、きちんと生きなければならないのかも。自殺したって生まれ変わって苦しむだなんて、世の中残酷だな。
ビバ！前向きな自殺！
○○○○○
とまぁ、日々の様々な苦しみから解かれるための方法をインターネットでシラミ潰しに読んだり、いろんな人の解釈を読んでみて、昨日は涅槃経という経典の解説書を読んだ。(NHKの100分de名著の副読本「ブッダ 最期の言葉」を読んだ。とっても噛み砕いてくれていて、ライトに触れたい人にはとてもありがたい。)
「うんうん。確かにそうすると苦しみが少なくなりそうだし、すぐにでも実践できそうな部分があるな。」と言うわけで最近は日々の生活に仏法のエッセンスを少し加えて生活している。
○○○○○
話は冒頭に戻って、魅力的な人について誤った認識をしていたと、ブログを書きながら感じてしまった。
日々の生活で自分の感覚すら疑い始めた私は、自分の言葉もついでに疑い始めた。その結果が今日のブログだ。
まずは、正しい物の見方と、正しい言葉の使い方をして、そうして認知の歪みを取り払っていこうと、そう思った。認知の歪みは誰にでも大なり小なりあるとは思うのだけれど、私は割りと少ない方だと思っていた。のだけれど、これは妄想だった。ブログを書こうとして自分の口から出るのは魅力的な人間に対する妄想や被害者意識だけだと気がついてしまった。
なんだか、敬虔な宗教家が、静謐の内に沈黙を貫くのは、真実を語るためなのかもしれないと、ふと思った。
ビバ！前向きな自殺！
世界を正しく見ることができる日が来るように、日々精進あるのみかも💦💦
苦しみを正しく見つめて穏やかになりたい😢😢
